どうも、へいきちです。
今回もパワプロ2023のマイライフモードを使って、架空選手の野球人生を追っていきたいと思います。
Youtubeでよく見かけるペナントモードでの野球人生のマイライフ版です。
ですので、試合操作に関しては手動操作を一切せず、かつリセマラも無しでやっていきます。
また、今までのマイライフの記事とは異なり、「育成攻略」ではなく「物語」ですのでどのくらい需要があるのかわかりませんが、マイライフの1種の楽しみ方をご提案できればと思っています。
では早速第2弾として「野球エリート橘孝(たちばな たかし)の野球人生」をお送りします!
第一弾はこちら↓
プロローグ
〜前年のドラフト会議翌日〜
記者「ようやくドラフトにかかる年になりましたね。来年のドラフト1位競合候補として今の心境はどうですか?」
橘「記者さんからそう評価していただいていて嬉しいですが、スカウトさんから直接評価は頂いておりませんので。1年後、ドラフトに引っかかるように精進していきます。」
翌日の新聞。
来年のドラフト候補筆頭として次のように紹介された。
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橘孝(たちばなたかし)。右投げ両打ちの遊撃手。180cm/85kg。
中学からU15日本代表として日の丸を付け、地元の高校へ入学。
高校時代は甲子園常連高校で1年春の県大会から3番ショートでレギュラーとして甲子園5回出場。
3年生のときにははキャプテンとして春夏連覇を果たした。
当然のようにU18日本代表選出され、世界大会でもベストナインを獲得。
高校時代からドラフト候補として騒がれたが、プロ志望届は出さず東京六大学の強豪校に入学。
大学時代も入学即レギュラーとして日本一を複数回経験。
1年から毎年大学日本代表として不動の2番ショートとして日米野球/世界大会で活躍。
残りの大学野球シーズンで東京六大学通算安打数/打率/出塁率などの記録更新が確実視されている。
シェアなバッティングと華麗な守備で魅せる野球エリートとしてプロ野球でも大活躍間違いなし。
プロ野球の歴史を変える逸材だ。
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橘「こんなこと書かれてもなぁ・・・」
監督「おまえは実績の割に全く自信が無いんだよな、それがお前の良さでもあるが、プロ野球界は弱肉強食。本気で野球で食っていきたいなら覚悟を持ちなさい。」
橘「はい。高校の時よりは自信ありますので、さらに自信をつけるために来シーズンは必ず通算記録を更新します。」
〜翌年のドラフト会議当日〜
橘「指名されるか不安です」
監督「調査書は全12球団から届いているし、面談も11球団と行った。通算記録も打率、安打と更新しているんだから自身を持ちなさい。」
橘「そうは言っても不安は不安です。。。」
監督「もう15時になる。すぐ結果はわかるさ。」
そう言われ、大学が用意した記者会見場に姿を現した橘と監督。
非常に神妙な面持ちで記者会見で集まった総勢50名は下らない記者とともにドラフト会議が映されたモニターを見始めた。
アナウンサー「第一順選択希望選手。横浜DeNAベイスターズ。橘孝。野手。〇〇大学。」
無数のフラッシュが焚かれる記者会見場。
いきなり名前が呼ばれ驚きのあと安堵の表情を浮かべる橘。
その後も橘は呼ばれ続け、なんと6球団競合となった。
ドラフト会議中継のカメラからも抜かれた橘はモニターに映る自分の顔を見てド緊張してしまった様子であった。
抽選後、見事横浜DeNAが橘の優先権を獲得し、印象を記者から聞かれた橘は
「いい球団だと聞いております。早く戦力になれるように頑張ります」
と答えた。
〜入団会見当日〜
ドラフト会議当日と同じように記者に囲まれる橘。
記者「プロ野球界での目標をお聞かせください」
橘「3000本安打です。1年目は新人王を目指します。」
と宣言した。しかし、この回答には裏があり球団から言わされたものだと橘は後に語った。
こうして壮大な目標を掲げさせられた橘のプロ野球人生が始まった。
1年目
入寮日、奥居という非常に話の合う同期と出会った橘。
春季キャンプではひたすら奥居と連携練習を行い、2人で横浜を優勝させることを誓った。
そして春季キャンプで必死にバットを振り込んだ結果、広角に打つ技術を身に付けた橘であった。
しかしオープン戦では監督が出したミッションをクリアできず、開幕2軍スタートとなった。
その後2軍でアピールを続けた5月半ば、初の一軍昇格!
それ以降はシーズン終了まで代打起用がメインであったが一軍に帯同し、1年目は終了した。
この成績により、700万円アップの2000万円で更改。
契約更改後の記者会見では「1軍に上がれたのはよかったですが、来年はレギュラーを獲りに行きます」と語った。
1年目成績:107試合139打数44安打(打率.317)4本塁打15打点31三振11四死球2盗塁OPS.835
2年目
2年目春季キャンプ直前、橘に関連した2つのニュースが飛び込んできた。
まず1つ目は首脳陣の刷新。
2つ目は西武から現役最高の守備力を誇る源田選手のFA加入である。
この報道に関して仲の良い記者から意見を問われた橘は「レギュラーが遠のきましたね・・・」と弱気な本音を吐露したようである。
というのも橘自身、同期の奥居と比較するとプロ1年目はあまり成長できていないと感じているためである。
しかし、追い込まれても粘る技術や意外なところで打つメンタリティを手に入れたようである。
オープン戦ではなんとか開幕1軍の座を確保したのもつかの間、
開幕2週間で二軍降格。
6月に再昇格したと思いきや
8月に降格。そのままシーズン終了を迎えてしまった。
2年目は1軍と2軍を行ったり来たりとなってしまい、ドラフト5球団競合の大卒選手としての世間の期待が一気に下がってしまった。
これには本人も自信を失っているようだ。
しかし契約更改では現状維持の2000万円で更改。
契約更改後の会見では覇気のない表情で「来シーズンも頑張ります」というのが精一杯であった。
2年目成績:54試合69打数20安打(打率.290)1本塁打10打点16三振9四死球0盗塁OPS.749
3年目
3年目の春季キャンプ前、母校の大学そして高校に自主トレをした橘。
そこで恩師たちから「充分に昔のお前を超えている。成長しているぞ」と声をかけられ、少し自信を取り戻した様子であった。
しかし、オープン戦では結果が出ず開幕2軍スタート。
何度か昇格のチャンスがあったものの、中々掴みそこねていたが6月半ばついに一軍昇格。
勢いそのままに打ちまくってその1ヶ月後にはレギュラーに!
同期の奥居もレギュラーを獲得し、
横浜DeNAベイスターズは念願の日本一に輝いた。
飛躍のシーズンとなった3年目。
日本一の会見で記者から今シーズンの飛躍のきっかけを問われた橘は
「シーズンオフに客観的に自分を見つめ直したのが大きかったです。今までのシーズンでできなかった部分を来年以降は取り返していき、日本一を何度も獲っていきたい。」
とハキハキと答えた。
この結果、年俸は6720万円にアップ。
オーナーからは1シーズン通した活躍を期待され、それに対して「もちろんです」と自信満々で答えたとのこと。
3年目成績:80試合265打数88安打(打率.332)13本塁打44打点46三振34四死球4盗塁OPS.933
4年目
3年目までとは人が変わったような自信満々な様子の橘。
キャンプではレギュラー待遇で調整をしており、オーダーも首脳陣に対して2番ショートと大学時代までの定位置を希望した様子。
自信を回復した橘はシーズンもそのまま突っ走り、初のタイトルとなる首位打者、最多安打、最高出塁率、ベストナイン、MVPを獲得。
5球団競合ドラ1として百点満点の成績を叩き出し、ファンからは「獲得できてよかった」との声が大多数となった模様。
ベイスターズも日本一を連覇達成し、黄金時代を築きつつあった。
この活躍により年俸は約3億円にアップ。
これには本人も驚いたようで記者会見では「信じられない」という言葉を連発していた。
4年目成績:143試合574打数195安打(打率.340)32本塁打82打点80三振76四死球11盗塁OPS.968
5年目
連続日本一を経験し、乗りに乗っている橘・奥居の同期コンビ。
春季キャンプでは記者から横浜の背骨コンビとセンスのないあだ名を付けられ、困惑していたようだ。
シーズン前に開催された国際大会では日本代表に選出。
プロ5年目、26歳での初選出となり、各カテゴリー全ての日本代表に選出されたことになった。
記者からこのことを問われると
「正直プロで日本代表は厳しいと思っていましたが、なんとか日の丸をつけることができました。必ず活躍します。」
と語った。
その代表戦では惜しくも準優勝となったが、ショートのレギュラーとして職責を果たしたようだ。
シーズンでは終盤に通算500安打を達成。
タイトルは最高出塁率、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得。
しかし、ベイスターズはクライマックスシリーズで敗退し、日本一3連覇は逃す結果となった。
個人成績としても4年目と比較すれば下がってしまったこともあり、自身の調子の良さがチームに直結することを感じ取ったシーズンでもあった。
そのためか年俸は若干のダウン提示。
しかし、誤差程度であったので橘は「変わってないです」と記者に嘘をついた模様。
5年目成績:143試合563打数167安打(打率.297)30本塁打80打点95三振98四死球13盗塁OPS.912
6年目
日本一奪還を目指す6年目。
気合十分で春季キャンプに挑んだ橘はチャンスを自分で作る意識をするようになった。
夏に開催される国際大会では2大会連続で日本代表に選出。
見事世界一を達成し、個人としてもベストナインを獲得した。
これまで色々な実績を持っている橘ではあるが、世界一の経験は人生初であった。
記者会見では「感無量です」と涙を流し、ファンたちの心を鷲掴みにしたとか
シーズンも絶好調で最多安打とベストナインを獲得。
チームとしても目標であった日本一を奪還。
「世界一、日本一と今シーズン掲げていた目標を2つ達成できて何よりです」
と記者会見で語った。
この活躍により年俸は4億円にアップ。
オーナーからは連続日本一を厳命されたようだ。
6年目成績:143試合580打数201安打(打率.347)33本塁打100打点89三振104四死球13盗塁OPS1.024
7年目
日本一連覇を目指す7年目。
チームのムードを良くするため、コミュニケーション能力を身に付けた橘は今まで以上にチームメイトとの交友を図っていく。
その甲斐もあって日本一連覇を達成。
これで入団7年で4回目の日本一。
「僕らが目指すのはV9ですから」
と日本一の記者会見で語り、ファンを狂喜乱舞させた。
個人としても首位打者、最多安打、最高出塁率、ベストナインを獲得。
この活躍で更に年俸はアップし、4.4億円で更改した。
しかし、オーナーからはチャンスの場面での弱さを指摘され、さらなる飛躍を誓った橘であった。
7年目成績:143試合589打数208安打(打率.353)29本塁打74打点82三振87四死球15盗塁OPS1.012
8年目
30歳を迎える8年目。
能力的にも全盛期を迎え、アベレージヒッター、初球の対応、固め打ちの技術を体得した。
今シーズン終了後にはFA権を取得可能ということもあり、キャンプでは記者からはFAに関して聞かれた橘は「FA移籍は考えてないです」と答え、ファンは喜びに湧いた。
シーズンはもちろん絶好調で最多安打、最高出塁率、ベストナイン、ゴールデンクラブ賞のタイトルを獲得。
チームとしても日本一3連覇。
これには一般紙でも一面で取り上げられ、ベイスターズのファンが以前の3倍になったとのこと。
契約更改ではFA残留ということで6.8億円で更改。
記者会見では生涯ベイスターズ宣言をし、ファンを喜ばせた。
8年目成績:143試合603打数209安打(打率.347)43本塁打109打点97三振96四死球7盗塁OPS1.065
9年目
日本一3連覇を経験し、打席での威圧感が出てきた橘。
この年も日本代表に選出され、見事世界一、ベストナイン、そしてMVPを獲得した。
シーズンでは首位打者、最多安打、ベストナイン、ゴールデングラブを獲得した。
しかし、チームはクライマックスシリーズで敗退。
日本一4連覇、そしてV9は夢と消えてしまった。。。
年俸は現状維持で更改。
オーナーに謝罪をするとともに必ず日本一を奪還することを誓った。
9年目成績:143試合578打数192安打(打率.332)35本塁打84打点80三振106四死球17盗塁OPS1.039
10年目
日本一奪還を誓って臨んた10年目のシーズン。
夏には日本代表に招集され、ベストナインを獲得。
シーズンでは首位打者、最多安打、ベストナイン、ゴールデングラブ、MVPを獲得。
ベイスターズはリーグ優勝し、クライマックスシリーズへ挑んだが、
まさかのこの年もクライマックスシリーズ敗退。
またしても日本一を逃してしまった。
日本一を逃してしまったため、年俸はダウンかと思いきや現状維持。
個人成績は抜群であったため、流石にダウン提示はできないとオーナーから言われたそうだ。
「来シーズンこそ日本一を取ります」と宣言して交渉は終わったとのこと。
10年目成績:143試合567打数193安打(打率.340)38本塁打103打点70三振92四死球13盗塁OPS1.045
11年目
再び日本一奪還を目指す11年目。
ついに橘にもわずかではあるが衰えが見えてきた。
しかし、その僅かな変化は本人以外認識できてはいないようだ。
この年にはゴールデンルーキー国分も入団し、戦力も整ってきた。
同じポジションではあるが、このルーキーの成長次第でチーム戦力が伸びると思った橘は国分を鍛え上げることを記者に宣言した。
そしてレギュラーシーズンは3位でクライマックスシリーズ出場を獲得。
クライマックスシリーズを勝ち抜いたベイスターズは日本一を奪還した。
3年ぶりの美酒を味わった後の会見では「国分の成長があったからです」と後輩を持ち上げた。
個人としても首位打者、本塁打王、最多安打、最高出塁率、ベストナイン、MVPを獲得。
その結果、7.5億円で契約更改となった。
この場で後輩育成に力を入れることをオーナーと約束した橘であった。
11年目成績:143試合564打数216安打(打率.383)45本塁打108打点65三振98四死球5盗塁OPS1.172
12年目
わずかながら衰えが進行してきた12年目。
春季キャンプでは精力的に国分の指導にあたった。
その結果、チームはリーグ優勝。
そして日本一2連覇を達成した。
再び連覇を達成した橘は「指導の楽しさを覚えてきた」と記者に語った。
個人としても本塁打王、最高出塁率、ベストナイン、ゴールデングラブを獲得。
年俸は微減の7.4億円で更改。
オーナーからは個人成績ではなく、チーム成績を考慮したと伝えられたようだ。
12年目成績:143試合561打数169安打(打率.301)34本塁打86打点68三振101四死球9盗塁OPS.956
13年目
日本一3連覇を目指す13年目。
徐々に徐々に体力の衰えが見えてきた35歳になるシーズン。
開幕前の国際大会では世界一を逃したが、ベストナインを獲得。
シーズンでは夏場についに通算2000本安打を達成。
目標として入団時に掲げさせられた3000本安打は遠い目標だと思っていたが2/3まで来たことに感慨深さを感じた橘であった。
記者会見では「目標は3000本安打なので、そこまで突っ走ります」と語った。
このシーズンもレギュラーシーズンは1位で通過したが、
日本一は逃してしまった。
個人としては本塁打王、最多安打、最高出塁率、ベストナイン、ゴールデングラブ、MVPを獲得。
年俸は8.5億円にアップした。
これは来シーズンから打撃コーチも兼任することのボーナスも含まれるとのことだった。
打撃コーチ就任の記者会見では「目標は日本一。それだけです」と宣言した。
13年目成績:143試合564打数184安打(打率.326)51本塁打114打点63三振89四死球2盗塁OPS1.070
14年目
コーチ就任初年度の14年目。
春季キャンプから精力的に動き、「ヘトヘトですよ」と語る橘であった。
シーズンはチームとしてリーグ優勝を達成。
しかし、クライマックスシリーズで敗退し目標の日本一にはまたしても届かなかった。
個人としては首位打者、最多安打、最高出塁率、ベストナイン、ゴールデングラブを獲得。
この結果、年俸は微減の8.5億円で更改。
オーナーとは育成に対して意見交換を行った様子であった。
14年目成績:143試合575打数190安打(打率.330)37本塁打96打点55三振89四死球4盗塁OPS1.015
15年目
流石に衰えが周囲にも認識されてきた15年目。
衰えた中でもチームを引っ張ったが、惜しくもチームは2位。
そして日本一も逃してしまった。
個人成績としては最多安打、ベストナイン、ゴールデングラブを獲得。
チームとしても個人としても振るわなかったため、年俸は大幅ダウンの6.2億円で更改。
交渉の場ではチームの問題点に関してオーナーと協議し、後釜育成を誓った。
15年目成績:143試合562打数178安打(打率.317)27本塁打73打点57三振98四死球5盗塁OPS.970
16年目
さらに衰えてきた16年目。
キャンプでは若手の指導に没頭し個人練習をしている様子はあまり見受けられなかった模様。
シーズンに入ると絶好調で個人としては首位打者、最多安打、最高出塁率、ベストナイン、ゴールデングラブを獲得。
しかし、チームとしてはシーズン3位、クライマックスシリーズ敗退となってしまった。
この結果、年俸は7.7億円にアップしたがチームとして成績が向上していないことに対してオーナーからは注文が入ったとのこと。
16年目成績:143試合567打数209安打(打率.369)37本塁打92打点48三振101四死球6盗塁OPS1.117
17年目
衰えが隠せなくなってきた17年目。
同期コンビとして名を馳せた奥居と比べると衰えるスピードはゆっくりなのかもしれない。
そして国分はリーグ最高の二塁手へと成長を遂げていた。
しかし、チーム成績はまたしても2位。
日本一も久しく経験できておらず、新陳代謝のために引退も考えるようになってきたと親しい記者には弱音を吐いたとのこと。
個人としては首位打者、最高出塁率、ベストナインを獲得。
これにより年俸は過去最高の約8.9奥円にアップ。
年俸アップは固辞していたが、オーナーからは「君の現役中にもう一度日本一になってくれ。そのための年俸アップだ」と言われ、渋々サインした。
17年目成績:143試合513打数186安打(打率.363)27本塁打81打点66三振107四死球6盗塁OPS1.085
18年目
全盛期と比較すると明らかに打球速度が落ちてきた18年目。
ついに入団時に掲げていた目標の3000本安打をシーズン終盤に達成。
このまま引退するのでは?と巷では囁かれていたが、記者会見で
「引退説が囁かれていますが、もう一度日本一になるまでは引退しません!」
と力強く宣言し、ファンは安堵した。
しかしチームは久しぶりのBクラスに沈む。
これには相当ショックを受けたようで、引退も頭によぎったと引退後に語った。
個人としては首位打者、最多安打、最高出塁率、ベストナイン、ゴールデングラブを獲得。
契約更改では大幅ダウンの6.1億円で更改。
Bクラスに沈んだ要因をオーナーと長時間話し合ったようである。
気合を入れ直したオフシーズン、まさかの国分がFA移籍することを聞かされ、後輩の成長を嬉しがるとともに、来シーズンに向けて頭を抱えてしまった報告となった。
18年目成績:143試合551打数186安打(打率.338)22本塁打77打点52三振91四死球0盗塁OPS.959
19年目
二遊間コンビとしてチームを支えてきた国分が去った19年目。
チームとしては2位となったが、クライマックスシリーズ敗退。
個人としては首位打者、最多安打、最高出塁率、ベストナインを獲得。
年俸も据え置きで契約更改となった。
そしてシーズンオフにはついに奥居が現役引退。
ベイスターズの黄金時代を一緒に築いた相棒の引退は橘にとっても大きく、記者に対して
「最高のチームメイトであり、史上最高の外野手であり、親友です」
と奥居の印象を語った。
19年目成績:143試合575打数189安打(打率.329)24本塁打77打点58三振76四死球0盗塁OPS.931
20年目
節目の20年目。
ついに打球速度が入団時と同じ程度まで落ちてしまった。
しかし、左投手に対する心の持ちようが成長し、相当得意になったようだ。
ただ、衰えには抗えず、タイトルはベストナイン、ゴールデングラブのみとなってしまい、
チームも2位でクライマックスシリーズ敗退となった。
しかし、不甲斐ない成績にも関わらず年俸は据え置き。
驚きの表情の橘に対して、オーナーからは日本一と4000本安打をするまで引退はさせないと言われたとか。
20年目成績:143試合568打数182安打(打率.320)25本塁打89打点58三振67四死球0盗塁OPS.917
21年目
43歳になる21年目のシーズン。
体はボロボロだが、日本一そして4000本安打達成に向けひたすらバットを振り込む姿が春季キャンプでは見られた。
その成果もあってか、43歳にして首位打者、最多安打、最高出塁率、ベストナイン、MVPを獲得。
チームとしても久しぶりのレギュラーシーズン1位でクライマックスシリーズに進んだ。
クライマックスシリーズは見事勝ち上がり、日本シリーズへ駒を進めた。
勝ち上がった勢いそのままに9年ぶりの日本一。
これでオーナーから引退の条件として提示された目標の一つを達成。
久しぶりの日本一の会見では
「近年は勝ちきれなかった試合が多かったが、今年は大事な試合を勝ち切れた。これがチームの成長の証であるし、来年以降はもっと勝てると思う。日本一連覇を目指します」
と語った。
この活躍により、再び年俸は7億円台に。
オーナーからは日本一のお礼と4000本安打に向けた激励を受けたとのこと。
21年目成績:143試合557打数197安打(打率.354)30本塁打85打点48三振80四死球0盗塁OPS1.014
22年目
ついに入団時よりも打球速度、送球速度ともに遅くなってしまった22年目。
4000本安打に向け、怪我だけは避けなければならないということで怪我予防を重点的にオフを過ごした。
その結果、1シーズンを通して試合には出場することができ、昨シーズンの予言通りレギュラーシーズンは1位。
そして見事に日本一連覇を達成した。
記者会見では「個人的には不甲斐ない成績であったが、チームのみんなのお陰で日本一を達成できて嬉しい・・・」と涙を流し、若手から「来年も日本一は?口癖の!」とツッコまれ笑いを誘っていた。
個人タイトルは最高出塁率のみとタイトルとしても衰えを隠せなくなってきた。
契約更改では約2億円ダウンの5.3億円で更改。
4000本に向け残り200安打強となり、ついに現実を帯びてきたこともあり、引退後の進路を相談した模様。
22年目成績:143試合564打数178安打(打率.316)18本塁打52打点60三振84四死球1盗塁OPS.881
23年目
4000本安打まで残り200本強となった23年目。
走力もコンタクト力も入団時よりも落ちてきており、4000本安打への自信が少し無くなってきた。
チームは今シーズンもレギュラーシーズン1位。
クライマックスシリーズを勝ち上がり、日本シリーズに進出したが惜しくも日本一3連覇ならず。
個人タイトルもベストナインのみに終わり、不完全燃焼のシーズンとなった。
しかしこの成績でもまさかの6.1億円で契約更改。
ついに4000本安打まで35本となり、契約更改の場で「来シーズン引退します」とオーナーへ報告した。
23年目成績:143試合571打数184安打(打率.322)28本塁打78打点58三振73四死球0盗塁OPS.911
24年目
4000本安打まで残り35本となった24年目。
体はボロボロであったが、あと1シーズン全力で走り抜くことを決めてバットを振り続けた。
オープン戦中、正式に引退を監督に表明。
引退表明の場は特に設けず、報道発表と自身のSNSでの発表のみであった。
ファン思いの橘にとっては珍しくその意図を問われた橘は「最後のシーズンなんとしても日本一と4000本安打を達成するために集中したいから」と答えた。
迎えたシーズン。
序盤に4000本安打を達成し、引退試合はホームの最終戦で行うこととなった。
引退試合では見事ホームラン。
満員のファンに囲まれたセレモニーの挨拶では
「24年間応援ありがとうございました。ここまでこれたのもファンの皆様のおかげです。チームとしては日本一目指しますので、引き続き応援お願いします!」
と話しファンからは喝采を浴びた。
無事クライマックスシリーズを勝ち上がり日本シリーズでは見事に勝利。
引退年を日本一という最高の結果を残すことができた。
日本一の会見では「思い残すことはありません。」と語り、今まで以上に喜びを表現していた。
24年目成績:143試合552打数170安打(打率.308)17本塁打53打点52三振78四死球0盗塁OPS.855
エピローグ
「コンコン」
「どうぞ」
オーナーが待ち構える部屋に入る橘
オーナー「ご苦労さん。まさか本当に4000安打と日本一を達成するとはね。さすがだよ」
橘「たまたまです。いままで暖かく見守っていただきありがとうございました。」
オーナー「来シーズンはどうするんだ?」
橘「少しのんびりしようと思ってます」
オーナー「そうか、もしよかったらこのまま監督になってもらえないか?君ほど監督にふさわしい人物は居ないと思っているんだ。」
橘「!?私が監督ですか?なぜ?」
オーナー「君は常に日本一を掲げて20年以上現役を続けていた。そして後半10年は打撃コーチとして後輩を指導しベイスターズを常勝軍団にした。今度はもっと大きな目線で監督として常勝軍団を続けてほしい。」
橘「オーナーにそこまで評価していただいたなら断る理由はありません。来シーズンからもよろしくお願いします」
翌日の新聞の一面で満面の笑みの橘が載っていた。
『ベイスターズ橘監督誕生!目標は日本一!』
その下の紹介文にはこんな記載があった。
「橘孝 46歳。各世代で日本代表に選出され続け、野球エリートとして大卒ドラフト1位でベイスターズ入団。前人未到の4000本安打を達成した球界の至宝。リーグ優勝15回、日本一11回。ファンの間では親しみを込めて『日本一おじさん』と呼ばれる」
〜Fin〜
年度別成績↓
獲得タイトル↓
歴代記録↓
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はパワプロ2023のマイライフモードを使って、第2回の架空選手の野球人生を追ってみました。
かなり長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただけて嬉しいです。
今回も衰えが比較的穏やかなでリアルさにかけてしまったと思ってます。
他にもこうした方が良い等アドバイス、感想ございましたらぜひコメント欄で教えてください。
次回も同じような架空選手の創作物語をお送りできればと思います。
次回も読んでいただけると嬉しいです。
おしまい
次回はこちら↓
コメント
自分ではあまりやらないプレイなので、新鮮でした!
奥居と国分も成長していく感じが楽しかったです(こちらは現実的な能力だし)
個人的には、ちょこっとチームをアレンジしてオリジナル選手との交流とか見てみたいです
(例えばこの橘さんが監督やってるチームとか……)
加えると「橘監督の下で同期のルーキー達(オリジナル選手)と連係練習して成長していく物語」みたいなのが一番見たいです!
上手くいくかも面白くなるかも分かりません!すみません!
ひろすさん
コメントありがとうございます!
長文なのに最後まで読んでいただきありがとうございます。
アイデアありがとうございます。橘監督続編ですね、アレンジチームにしてできるかやってみます!