どうも、へいきちです。
今回もパワプロ2023のマイライフモードを使って、架空選手の野球人生を追っていきたいと思います。
Youtubeでよく見かけるペナントモードでの野球人生のマイライフ版です。
ですので、試合操作に関しては手動操作を一切せず、かつリセマラも無しでやっていきます。
また、今までのマイライフの記事とは異なり、「育成攻略」ではなく「物語」ですのでどのくらい需要があるのかわかりませんが、マイライフの1種の楽しみ方をご提案できればと思っています。
では早速第3弾として「大物2世選手清本省吾(きよもと しょうご)の野球人生」をお送りします!
第2弾はこちら↓
プロローグ
来季から就任予定の橘監督の周りに集まる記者団。
記者「明日はドラフトですが注目している選手はいますか?」
橘「今年は大学生に優秀な選手がたくさんいますので、大学生中心に指名していこうと思います。」
一方ある大学では超有名2世選手が記者団に囲まれていた。
記者「ついに明日はドラフト会議ですが、今の心境は?」
清本「調査書は複数球団から頂いておりますが、いかんせん実力不足なので、指名いただけたら嬉しいくらいの心持ちです。」
某著名なドラフト雑誌に書かれた紹介文
「清本省吾。右投右打、188cm、85kg、内野手。超有名2世選手として幼少期から騒がれていたが、中高と野球を離れてる。しかし、大学で硬式野球部に所属すると6年のブランクを驚異的な成長力でカバーし、今は名門大学の4番に座る。最終学年では勝負強い打撃でベストナインを獲得。次はプロ野球のステージで親超えとなるか。」
迎えたドラフト当日。
「第1回選択希望選手。横浜DeNAベイスターズ、岩本景一 捕手 〇〇大学」
「第2回選択希望選手。横浜DeNAベイスターズ、田中久剛 投手 xx大学」
「第3回選択希望選手。横浜DeNAベイスターズ、林宏次 内野手 yy大学」
「第4回選択希望選手。横浜DeNAベイスターズ、山田雅紀 外野手 △△大学」
「第5回選択希望選手。横浜DeNAベイスターズ、沼田英隆 外野手 □□大学」
「第6回選択希望選手。横浜DeNAベイスターズ、奥居紀明 外野手 zz大学」
「第7回選択希望選手。横浜DeNAベイスターズ、清本省吾 内野手 KK大学」
「選択終了」
ドラフト会議後、再び記者団に囲まれる橘新監督。
記者「指名した7名全員が大学生ですが、これは監督の意向でしょうか?」
橘「いえいえ、スカウトさんたちの眼力を信じた結果です」
記者「7位指名ではありますが、清本選手を指名されました。この指名もスカウトの意向でしょうか?」
橘「半分半分ですね。私も素晴らしい選手と思ってましたので、指名されていなかったら指名したいと思っておりました。彼にはぜひともお父さんを超える活躍をしてほしいですね。」
〜KK大学野球部部室〜
集まった部員と記者団から祝福を受ける清本。
記者「指名された率直の感想は?」
清本「素直に嬉しいです。最下位指名ではありますが、プロに入ってからは横一線だと思うので、頑張りたいです。」
記者「プロでの目標は?」
清本「父の記録を越えていきたいです。」
こうして偉大なる父を持つ2世選手のプロ野球人生が始まった。
1年目
春季キャンプ前の新人合同自主トレで入団会見以来の顔合わせとなった同期達。
ドラフト1位の岩本は走攻守揃ったプロ顔負けのリードを誇る捕手。
大学では1年時からレギュラーで大学日本一を何度も経験した史上最高の捕手と評される。
ドラフト2位の田中は最速156km/hのノビのあるストレートとカーブ、シンカー、スライダーが武器の先発型投手。
高校時代は無名であったが、大学3年時の全国大会でブレイクした選手だ。
ドラフト3位の林はスピードある守備が持ち味の内野手。
大学日本代表の正二塁手として下級生の頃から活躍していた。
ドラフト4位の山田は高いミート力とスピードで大学野球界を湧かせた外野手。
最上級生では故障により上手く実力を発揮できなかったが、プロでは汚名返上となるか期待である。
ドラフト5位の沼田はスピードスターの外野手。
生粋の盛り上げ上手で将来のキャプテンとして期待されている選手である。
ドラフト6位の奥居は平凡な外野手。
将来性を期待されて指名されたとのこと。
横浜DeNA史上最高の指名とある雑誌で評価されており、集合した同期たちを見た清本は自分の置かれた環境に身震いしてしまった様子。
ウォームアップ後、監督から集合がかけられた。
橘「君たちが入団してくれたのでこれから10年は安泰と思っている。ぜひ1年目から日本一を獲りにいこう」
同期達「はい!」
新監督は噂通りの日本一おじさんであった。
迎えた春季キャンプでは広角に打つコツを掴み、オープン戦に挑んだが清本。
しかし、案の定結果を残すことはできず、開幕2軍スタート。
シーズン序盤は2軍でも中々結果が出ずにもがくが必死にバットを振り込み、終盤にはお試しで1軍にも昇格。
勢いそのままに初安打も記録。
しかし、その後はさっぱりで1週間で2軍に降格してしまった。
ちなみに同期たちは順当に1軍のスタメンを勝ち取っている模様。
その同期たちの活躍もあり、チームは日本一を達成。
見事橘監督のミッションクリアである。
一方清本は二軍で汗をかき続けた1年であった。
年俸は変わらず500万円で更改。
オーナーからはとりあえず1軍に上がることを厳命された模様。
2年目
1年目を終え、入団時より全体的に動きが良くなった様子。
だが、長所のパンチ力も依然1軍レベルにはないことで焦る清本であった。
一方同期たちは順調に成長を遂げており、黄金世代と世間を騒がせていた。
意気消沈気味の中、迎えたオープン戦。
またしても開幕2軍スタートとなった。
新聞では「成長力に期待」と書かれ、黄金世代の中で一人だけ戦力外にカウントされている様子。
しかしシーズンに入るといきなり1軍昇格。
ただ今回もお試し昇格だったようで1週間で2軍降格してしまった。
その後は1軍に呼ばれることがなく、今シーズンも2軍でひたすらバットを振り続けた。
なお、チームはリーグ2位だった模様。
年俸も据え置きで更改。
記者からは「勝負の3年目ですね」と発破をかけられた清本であった。
3年目
2年目もひたすらに努力をし続けた結果、そこそこプロ野球選手として見られる能力になってきた。
同期たちも相変わらずの活躍ぶり。
同期との年俸格差も開くばかりであった。
そんなこんなで迎えたオープン戦。
安定の2軍スタートとなってしまい、落ち込む清本に担当スカウトから一言。
「おまえは親父と違って大器晩成型だ。努力をし続ければ必ず親父を越えられる」
と言葉をかけられ、気合を入れ直した清本であった。
ひたむきに努力を続けたシーズン半ば、ようやく1軍に昇格。
そして初打点も記録。
さらにはチームのリーグ優勝の場面にも一軍選手として帯同した。
が、シーズン最終盤に二軍降格。
どうやらクライマックスシリーズでは戦力にならないと判断された様子。
その判断が正しかったのか。。。チームはクライマックスシリーズにて敗退。
仲の良い記者に対して「俺を外したからだ」と言ったとか言わなかったとか。
3年目はプロの投手にも慣れ、二軍ではそれなりの成績を収めることができたことで自信のある言葉も増えてきた模様。
年俸は初のアップとなる850万円で更改。
嬉しさのあまり30秒ほど固まってしまったとのこと。
4年目
コンタクト力、パンチ力ともに一軍レベルまで成長が見られる清本。
同期たちも若手と呼ばれる年代から中堅に差し掛かる年齢になり、ドラフト上位陣はチームの柱となってきている様子。
一方で下位指名の3名(沼田、奥居、清本)は2軍でくすぶっているという状況である。
オープン戦では結果を残し、4年目にして初の開幕1軍を勝ち取った。
そして開幕試合では初の本塁打を記録。
「これから500本以上打ちます」と声高らかに宣言した。
しかし、開幕から1ヶ月で2軍降格。
2軍で打ちまくり、6月には再度一軍昇格。
2軍コーチからは「もう戻ってくるな」と言われたが・・・
その1ヶ月後には2軍降格。
2週間後には一軍昇格。
そしてシーズン最終盤には2軍降格してしまった。
4年目は一軍を行ったり来たりでいわゆる一軍半の選手まで上がってきた。
ゆっくりではあるが、確実に成長を見せる清本は一部熱狂的なファンが付き始めてきた模様。
チームは日本一を達成。
来季こそ必ずクライマックスシリーズ、日本シリーズに貢献すると心に決めた清本であった。
年俸は2倍の1700万円で更改。
契約更改後、衝撃の報告を受ける清本。
まさかの奥居の引退である。
ポテンシャルとしては奥居のほうが高いとの評価であったが、チーム事情によると記者から聞いた清本はより身が引き締まった様子であった。
5年目
奥居という練習相手を失った5年目。
春季キャンプで広角に打つコツをさらにつかんだ清本であった。
同期もさらなる活躍をしている模様。
この調子で開幕一軍を掴み取りたいところであったが、まさかの開幕二軍スタート。
橘監督からは「もう少し気合を入れてくれ」と注文を受けたとのこと。
その一言で気合を入れ直した清本であったが、一軍に昇格できたのは6月半ばになってしまった。
その後は一軍に帯同し続け、念願のクライマックスシリーズにも帯同。
そしてチームは日本一を達成。
代打ではあったが、日本シリーズに出場した清本は嬉し涙を流した模様。
いかつい顔にあまりにもきれいな涙を捉えた映像はネットでぷちバズったそうだ。
年俸は3190万円にアップ。
5年目は一軍帯同をし続けたことが評価されたとのこと。
6年目の目標を問われた清本は「レギュラーです」と答えた。
5年目成績:88試合123打数31安打7本塁打21打点打率.252OPS.869
6年目
レギュラー獲得へ気合十分で挑む6年目。
同期たちの中でも順調なメンバーとそうではないメンバーに別れている様子。
迎えたシーズン。
シーズン序盤に監督からのミッションをクリアすることでスタメン併用がスタート。
そしてシーズン前半にはついにレギュラーを獲得。
レギュラーを奪ったのは経験豊富なベテラン加藤選手であった。
そのままシーズン終了まで突っ走り優勝までレギュラーを張り続けた。
そして初めてスタメンで迎えた日本シリーズ。
なんとスタメン中同期が4人。
ファンからは「黄金世代」と呼ばれ始めたとか。
しかし、惜しくも日本一はのがしてしまい、記者に対して「悔しいですね。こんな気持は初めてです」と語った。
年俸は1年を通した活躍が認められ年俸1億円を突破。
記者から年俸を問われた際には「1.3億円です」と素直に答えた。
6年目成績:143試合418打数123安打28本塁打72打点打率.294OPS.905
7年目
1億円プレイヤーになった7年目。
目標を問われた清本は「タイトル獲得と日本一」と語った。
同期たちも沼田を除き全員が一億円プレーヤーに。
シーズン中盤には通算50本塁打に到達。
記者に感想を問われると「目標の10分の一を突破したまでです。まだまだ通過点」と答えた。
そしてオールスターゲームに初出場。
スターへの階段も登り始めた清本であった。
チームは今年もリーグ優勝。
そして日本一。
ついにスタメンとして日本一を勝ち取った清本は記者会見で涙を流した。
また、シーズンの目標の一つであったタイトルも本塁打王を獲得。
無冠の帝王と呼ばれた父親を打撃タイトル獲得という意味で超えることができた。
担当スカウトから「よくやった。これからもどんどん打っていきなさい」と電話をもらい、またしても涙を流した。
年俸は2.4億円で更改。
オーナーからはチームの核として期待していると言葉をかけられた。
清本は「??」と返答に戸惑ったまま部屋を出た。
7年目成績:143試合568打数165安打39本塁打114打点打率.290OPS.882
8年目
チームの核とは何だ?と思いながらシーズンオフを過ごしているとその意味を報道により理解した清本。
なんと同期で1年目から活躍していた岩本がオリックスに移籍したのである。
それ以外の同期たちも報道で知ったとのことで、水面下での動きに徹していたようであった。
シーズン半ばには通算100本塁打に到達。
記者から「目標の5分の1ですよね?」と聞かれると、
「そのとおりです。精進あるのみ」と答えた。
チームとしては日本一の連覇を達成。
監督からは日本一の3連覇を厳命された模様。
個人タイトルはベストナインのみを獲得。
惜しくも打撃タイトルには届かなかった。
しかし、年俸は2.8億円で更改。
オーナーからは「よくやった」とお褒めの言葉を頂いたとのこと。
8年目成績:143試合534打数160安打43本塁打118打点打率.300OPS.976
9年目
ついに球界でもトップクラスのパンチ力に成長した清本。
オフに行われたある番組のパワーヒッター部門でもランクインし、パワーヒッターとも呼ばれるようになった。
同期の間でも年俸はトップ2にランクインし、スカウト陣が評価した驚異的な成長力をまざまざと見せつけている模様。
キャンプでは監督に対して4番を要求し、無事了承を得られ、ハマの4番の称号を手に入れた。
さらに初の日本代表にも選出。
国際試合では思う存分暴れまわり、日本の世界一そして個人としてもベストナインを獲得した。
レギュラーシーズンでは勢いそのままにリーグ優勝。
そして日本シリーズに進出。
相手は同期の岩本率いるオリックス・バファローズ。
清本率いる横浜DeNAベイスターズは見事日本一3連覇。
日本一おじさん事橘監督は大いに喜び、ビールかけの無礼講もこの日は許可された様子。
個人タイトルも打点王、日本シリーズMVP、ベストナインを獲得。
この活躍によりついに年俸が4億円に。
父親の最高推定年俸に肉薄し、記者から「来季は父親超えですね」と問われると、
「もちろんそれを目指します」と語った。
9年目成績:143試合564打数176安打36本塁打132打点打率.312OPS.938
10年目
球界屈指の強打者として君臨する清本。
昨オフには同期の山田がヤクルトへ移籍し、残る同期は3人になってしまった。
そしてドラフト最下位の男がついに同期で年俸No.1に。
コツコツと積み上げていた努力の賜物とファンからは畏敬の念を示されている様子。
この夏の国際試合にも2大会連続で日本代表に選出されたが、ついに体の衰えが。。。
ここからどこまで能力を維持し続けることができるか。
その直後、通算200本塁打を達成。
「500本って遠いですね」と記者に対して感想を語った。
チームは今年もリーグ優勝。
そして日本一4連覇。
ちなみに残った同期が全員日本シリーズに出場するという快挙も成し遂げている。
日本一後のビールかけでは監督からやりすぎだと言われてしまったが、その後の会見では監督の前に
「ここまで来たらV9超えを目指します!」と宣言し、橘監督を大いに喜ばせた。
個人としても初めての三冠王を獲得。
タイトルとしては完全に父親越えを達成し、「このトロフィーは実家に飾ります。」と語った。
そして年俸は6.5億円に到達。
これも昨年の目標であった「父親超え」を達成。
これを機に背番号を3に変更してもらった。
新たなユニフォームのお披露目会見では
「この背番号を背負って500本塁打を目指します」と宣言した。
10年目成績:143試合553打数184安打47本塁打129打点打率.333OPS1.063
11年目
僅かではあるがパンチ力以外の能力に衰えが見えてきた11年目。
周りからは三冠王として高次元の成績を求められており、そのプレッシャーに果たして勝つことができるのかが注目のシーズンと新聞記事に書かれた。
さらに同期の林がドラゴンズに移籍し、残ったのは3人となってしまい、日本一を目指すにはチーム力の弱体化に不安を抱く清本であった。
しかし、その不安は杞憂に終わり、ベイスターズは見事リーグ優勝。
がしかし、クライマックスシリーズ敗退。
日本一5連覇そしてV9越えは夢と消えてしまった。
個人としては本塁打、打点王、最高出塁率を獲得。
三冠王に恥じぬ活躍を見せたことでホッとした清本であった。
年俸は現状維持の6.5億円で更改。
オーナーからは「日本一奪還」を依頼された模様。
11年目成績:143試合544打数169安打38本塁打101打点打率.311OPS.979
12年目
肉体改造を取り組んだ11年目オフ。
若干のパンチ力向上が見られ、衰えに抗う清本であった。
同期たちもベテランの域に達し各球団で頑張っている様子。
なお、岩本は阪神に移籍し関西愛を爆発させている模様。
(林はスクショ忘れ)
シーズン序盤には通算250本塁打を達成。
「目標まであと半分。あと6年で達成目指します」と記者に語った。
チームはこの年もレギュラーシーズン優勝。
そして日本一も奪還。
これにはオーナーも監督も驚きだったようで、チーム全員にボーナスが配られたとのこと。
個人としては2度目の三冠王を獲得。
「今度のトロフィーは自分の家に飾ります」と語った。
しかし、年俸は据え置き。
原因をオーナーに聞くと「ボーナス上げすぎちゃったw」とお茶目に返されたとのこと。
12年目成績:143試合536打数179安打37本塁打115打点打率.334OPS1.035
13年目
自分自身では衰えを感じているが、周りに漏らさないよう必死に汗を流す清本。
同期たちも全盛期と比べると衰えが出てきている者もちらほら。
(林はスクショ忘れ)
シーズン半ばには通算300本塁打を達成。
「目標まで折り返しを過ぎたところですが、ここから遠いですね」と語った。
チームは久しぶりのレギュラーシーズン優勝を逃してしまい、クライマックスシリーズも敗退。
個人としては2年連続3度目の三冠王を獲得。
これで3冠王の通算獲得数が歴代1位となり、「3つ目のトロフィーはファンのために球場に飾ります」と宣言し、ファンを喜ばせた。
しかし年俸はまたしても据え置き。
これには会見で憮然とした表情で「据え置きです」と語り、ファンが流出の心配をしはじめた。
後日衝撃の報告が。
なんと、ここまでベイスターズを率いていた日本一おじさんこと橘監督が解任されたのだ。
記者会見で橘監督は
「選手として24年、監督として13年、合計37年間で日本一を18回も経験させてもらえた。本当に仲間に恵まれた選手、監督生活であった。これからはゆっくり人生を過ごしていきたい」
とスッキリとした顔で語り、史上最高の選手であり監督として球界を去っていった。
13年目成績:143試合545打数175安打48本塁打139打点打率.321OPS1.028
14年目
衰える中でも本塁打に必要なパンチ力だけは衰えないよう必死な清本。
同期の沼田は自由契約となり、ついに球界に残る同期は5人となった。
(林はまたしてもスクショ忘れ)
このシーズンは誕生日に通算350本塁打を達成。
「残り150本、なんとしても達成します」といつになく気合を見せる清本であった。
チームはなんと最下位。
監督入れ替えによる効果が見られず、ファンからは橘監督待望論が噴出したとか。
個人としては打点王、最高出塁率、ベストナインを獲得。
これにより流石に年俸ダウンを覚悟していた清本であったが、まさかの現状維持。
「去年ファンから叱られたんでね」とサービスであることをオーナーからは伝えられた。
14年目成績:143試合530打数165安打36本塁打110打点打率.311OPS.994
15年目
必死の筋トレも虚しく、ついに全盛期のパワーを維持することができなくなってきた15年目。
同期はヤクルトへ移籍した山田が引退し、球界に残る同期は4人になり、寂しさを感じる清本であった。
能力的にも各々衰えと戦っているようだ。
清本も衰えには抗えず、シーズン序盤には成績不振を理由に4番を降格させられてしまう。
しかし、チームはこの配置転換を力にレギュラーシーズン2位でクライマックスシリーズ進出。
惜しくもクライマックスシリーズで敗退してしまったが、来季に向けてはずみをつけた。
個人としては打点王とベストナインを獲得。
年俸も据え置きで更改した。
15年目成績:143試合555打数159安打37本塁打127打点打率.286OPS.892
16年目
全盛期と比べて明らかに打球の伸びが無くなってた16年目。
唯一となったチームメイトの同期の田中は「球が走らない」とブルペンで何度も首をかしげる様子がキャンプで見られた。
そんな中、シーズン開幕直後に通算400本塁打を達成。
「残り100本、何としても達成したい」と記者に語った。
チームとしては4位でシーズン終了。
個人としても久しぶりの無冠で終わったが、なぜか年俸は2000万円アップ。
これには「もっと若手の年俸あげてやってください」とオーナーに進言したとのこと。
16年目成績:143試合542打数155安打35本塁打115打点打率.286OPS.896
17年目
同期の田中が引退し、ついにチーム内で最年長となった清本。
感想を問われると「まさかドラフト最下位の僕がここまで活躍できるとは夢にも思っていなかった。努力は裏切らないことを世間に見せれてよかった。」と語った。
残りの同期たちも大ベテランとしてチームを支えている模様。
このシーズン、チームは最下位
個人としてもゴールデングラブ賞のみの受賞にとどまった。
しかし、年俸はまさかの7.7億円にアップ。
チームメイトに申し訳なさすぎて、更改後の記者会見では金額に関して「ノーコメント」を貫いた。
17年目成績:143試合510打数130安打36本塁打103打点打率.255OPS.864
18年目
キャンプ中のフリー打撃でも軽々と柵越をする打球が減ってきた18年目。
残った同期たちもおじさんらしくチームに貢献している様子。
そんな状況ではあったが、シーズン終盤には通算500本塁打を達成。
ついに入団時の目標であった500本塁打を超えることができた。
記者からは祝福を受け、担当スカウトや橘元監督からは「よくがんばった」とエールを受けた。
この状況に清本は一瞬引退の文字がよぎったが、父親からの「まだ俺を越えては居ない。600本を目指せ」と言われ、引退を撤回し、記者会見で「あくまでも入団人目標。600本塁打目指します」と語った。
チームはレギュラーシーズン2位で終了。
しかし、日本シリーズ進出はできずまたしてもクライマックスシリーズ敗退となってしまった。
年俸は7.7億円で更改。
オーナーからは「引退前にもう一度日本一を」と厳命された模様。
18年目成績:143試合490打数150安打35本塁打97打点打率.306OPS.994
19年目
ついにフリー打撃でも柵越するのが珍しくなってきた19年目。
ファンからはさすがに600本塁打は厳しいのでは?早く後継に譲るべきという意見も出てきた。
同期の林もついに引退し、残すはドライチの岩本と最下位の清本のみということになった。
迎えたシーズン。
序盤にはついに父親(仮想)の通算本塁打記録に並び、そして抜き去った。
「目指すのは600本なので通過点です」と清本は語った。
レギュラーシーズンは2位で通過。
そしてクライマックスシリーズも突破。
久しぶりの日本シリーズ進出となったが、惜しくも日本一を逃してしまった。
これには清本も「悔しかったです。何としても日本一を取りに行きます」と語った。
個人としてはベストナインを獲得。
この成績で年俸は約1億円ダウンの6.7億円で更改。
更改交渉ではオーナーとともに日本一への真剣な議論をしたとのこと。
19年目成績:143試合525打数149安打40本塁打107打点打率.284OPS.936
20年目
ついに岩本も引退してしまい、同期の中でまさかの一番長く現役を続けることになった清本。
目も悪くなり、空振りも多くなってきた20年目。
「何としても日本一を」と若手に手取り足取り指導する清本の姿がそこにはあった。
その甲斐もあってかレギュラーシーズン2位でクライマックスシリーズに進出。
しかし、日本シリーズ進出は広島に阻まれてしまった。
個人としては久しぶりの本塁打王、打点王、MVP、ベストナイン、ゴールデングラブを受賞。
衰えは隠せなくなってきているものの、ここまで地道な練習で培った技術と経験で打撃成績を向上させてみせた。
この活躍により、年俸は約7.4億円にアップ。
「来シーズンこそ日本一」と二代目日本一おじさんに就任した模様。
20年目成績:143試合522打数161安打42本塁打124打点打率.308OPS.986
21年目
フリー打撃では外野のポップフライを連発するが、いざ実践となると柵越をする不思議な42歳。
「日本一するまで引退はできません」と馴染みの記者には引退をほのめかす清本であった。
レギュラーシーズンではついに目標の600本塁打に到達!
「残す目標は日本一のみです」と記者に語った。
その目標にチームとしても突き進み、久しぶりのリーグ優勝。
そのまま日本シリーズに進出し・・・
見事9年ぶりの日本一に輝いた。
日本一の記者会見では「個人的にも目標を達成できて何より。後輩たちにはこの経験をぜひ次の世代に引き継いでほしい」と引退会見っぽい発言をしてしまった。
個人としては打点王を獲得。
年俸も微減の7.3億円で更改した。
この場でオーナーには来季シーズンでの引退を伝え、了承を得たとのこと。
21年目成績:143試合519打数161安打36本塁打107打点打率.310OPS.940
22年目
引退すること決めて挑んだ最後のシーズン。
理由を問われた清本は「父も22年現役でしたので」と手短に答えた。
監督からはシーズン最終試合で引退試合を組まれることが伝えられた。
そんな状態で迎えたシーズン、チームとしては昨年の勢いそのままにリーグ優勝。
最終戦では予定通り引退試合が組まれ、
ファンに向けて挨拶を行った。
「22年間応援ありがとうございました。プロ入りして数年間は芽が出ず、挫けそうになったこともありましたが、ファンの方々のご声援のおかげでここまでこれました。チームはこれから日本一に向けて走っていきますので、これからも応援よろしくお願いします」
と語った。
その宣言通りチームはクライマックスシリーズを勝ち上がり、日本シリーズに進出。
第7戦までもつれこんだ千葉ロッテとの日本シリーズ。
惜しくも破れ、最終年を日本一で飾ることはできなかった。
22年目成績:143試合522打数152安打27本塁打96打点打率.291OPS.869
エピローグ
「パシャパシャパシャ」
入団会見時とは異なり、自分ひとりのために用意された記者会見。
記者の数も入団時の数倍はいる気がした。
超大物2世選手、そして中高野球未経験で飛び込んだプロ野球界で残した数々の記録。
果たして彼が中高と野球を続けていたらどんな成績になったのかと妄想を膨らまさざるを得ないと記者から質問をされた。
しかし、彼はその問を真っ向から否定した。
「僕がここまでこれたのは、この人生を歩んできたからだと思います。大学で一番下手くそだから必死に練習し、プロでも一番下手くそだから誰よりもバットを振った。それが僕の全てです。もし、中高とそれなりに活躍してしまったらここまでこれてなかったと思います。その意味で、(甲子園の伝説であった)父親は今でも越えていないと思いますし、僕にとっての永遠のヒーローです。」
と語った。
プロ野球界で多くの二世選手が生まれてきているが、ここまで個人としてもチームとしても結果を残し続けた選手はもう現れないだろう。
そして、後のプロ野球ファンは彼のことをこう呼んだ。
「史上最高の2世選手」
〜Fin〜
・歴代通算記録関係
・年度別成績
・タイトルなど
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はパワプロ2023のマイライフモードを使って、第3回の架空選手の野球人生を追ってみました。
前回からかなり間が空いてしまいましたが、最後まで読んでいただけて嬉しいです。
今回でこのシリーズはおしまいにし、パワプロ2024の発売が3週間後に控えておりますので、次回からはパワプロ2024の記事にできればなと思っています。
次回も読んでいただけると嬉しいです。
おしまい
コメント
同期が強すぎるwww
しかもその中でも頭一つ抜けてる岩本さんが真っ先に移籍するってのがドラマありますねぇ
あと、大卒開始とはいえ奥居の引退こんなに早いんですね……
ひろすさん
コメントありがとうございます。
同期はオリジナル選手を適当に選んでしまったのでこうなりました汗
というのもペナントを24年回してこの企画に挑んだのですが、その時点で力尽きてしまったためです。
ご希望に叶うものだったか微妙になってしまいすみませんでした。
奥居の引退は意外でしたね。。。